佐賀県民の県民性は、3つに大きく分かれています。北部・東部・南部によって多少異なり、北部は唐津市を中心とした地域、東部は鳥栖市を中心とした地域、南部は佐賀市を中心とした地域です。北部地域の県民性としては、福岡県民寄りで気質は比較的おおらか。社交的とされていることが多いといわれています。また、笑いのセンスも磨かれており、話していて飽きることがないと感じる人が多いのも特徴です。東部地域の県民性は、福岡のベッドタウンとして成長しているからか、福岡県よりの性質を持つ人間が多い傾向にあります。気前がよく遊び上手で、北部の県民よりもおおらかだといわれています。気さくではありますが、笑いのセンスは北部の人間の方があるようです。ただし、一部では保守的な思考を持つ人間も存在しているのが東部の人間の特徴です。

南部の人間の特徴としては、県内で最も保守的であることが挙げられます。葉隠れの里といわれてきたことも影響し、頑固で仕事熱心な人間が多いです。全国で最も就業時間が長いとされる佐賀県内のうちでも、最も働くのが南部の人間といわれています。中には、仕事熱心で真面目で、筋の通らないことには一切妥協しないという人も。他の地域よりも吝嗇家の多い傾向も強く、万が一に備えて保険にかける金額は多い傾向にあるようです。他の地域と比較して、南部の人間は几帳面でセンシティブな人間が多く、人の目を気にかける傾向が強いのも特徴です。